横浜で一軒家に住んでいる人であれば、駐車場を確保するためなどコンクリートを使った外構工事は身近なはずです。それでも頻繁に行う作業ではないので、費用面でどれほどかかるかを即答できる人は少ないでしょう。こちらでは、コンクリートを使った外構工事の作業内容を考え、それらにかかるおおよその費用、押さえておきたいポイントなどをご紹介します。コンクリートを使用しての外構工事は、価格だけではなく、心地よく使えることを念頭に置いて業者に頼むことが必要です。横浜で工事を考えている人はこちらの参考にして、失敗なく工事ができるようにしてください。
コンクリートを使った外構工事の手順を知る
横浜でコンクリートを使用した外構工事を頼みたい方は、価格を考える前に、どのような作業内容なのかやどれほどの作業量なのかを考えると、適正価格を把握できるようになるでしょう。では、これらについては行われることが多い駐車場の外構工事を例に挙げて考えてみます。駐車場を作る際に行われる工事は、土間コンクリートでされることがよくあります。こちらは、あらかじめ地盤を掘り下げて整地した部分に砕石を敷き詰め、その上にコンクリートを敷いていきますが、車や人の重さに耐えられる構造とするため、網目状の鉄筋を挟み込みます。このような構造とすることで、地面に伝わった加重を均等に地盤に伝えるので、破損などの危険性が低下します。
施工方法ですが、まずは地面を掘削しますが、最終的に元の地面の高さを維持できるよう、砕石やコンクリートを加味した掘削が必要となります。そして砕石を敷き詰めますが、地表からの加重を均等に伝えるようにする必要があります。さらにコンクリートを流し込むときに下地として機能するよう、砕石の圧縮を行います。加えて、コンクリートを流し込むための型枠を設置し、網目の鉄筋を固定し、コンクリートを流し込み、表面をコテや刷毛などで仕上げます。
コンクリートを使った外構工事にかかるおおよその費用
コンクリートを使った外構工事は材料を流し込むだけのイメージでとらえてしまいがちですが、使用した時の強度などを考えて作業を行わなければならないため、精度が求められる工事であることは間違いありません。そのような工事ですから、費用はそれなりにかかってくることは容易に想像できることでしょう。
よく行われる駐車場の工事の場合、1台当たりでは200,000円前後の金額となります。具体的には、駐車場に水はけに必要な傾斜などを含む施工位置を定める作業の丁張りや銃器などの掘削と砕石の敷き詰め作業が15,000円から30,000円程、地面を掘削した際に出る残土の処分が30,000円程度です。さらに、コンクリートを流し込むための型枠の設置が40,000円程度、コンクリートの補強に使われる網目の鉄筋やコンクリートを流し込む作業が併せて90,000円程、コンクリートの仕上げ作業が25,000円程度となります。
なお、これらの費用は敷地が広くなると、人件費や重機の運搬費用、残土の処分代などは単純に倍になるわけではないため、単価的には安くなります。横浜でコンクリートを使った外構工事を考えている方は、このような基礎知識を元に見積もりを見たり、相談したりするとよいでしょう。
コンクリートを使った外構工事を行う上での注意点
コンクリートを使った外構工事は、いくつもの工程を踏んで、完成後に使用する際の強度を考慮して作る必要があるものなので、費用を安く抑えようとしまうと失敗してしまいがちです。価格が安い業者を選んでしまうと、手抜き工事をされてしまうことがあります。コンクリートを使った外構工事で最も大切なのは下地部分の作業です。見えない部分となりますが、重機などの特殊な機材や人手が必要な部分となりますから、こちらの費用を削ると耐久性に問題が出てきてしまいます。さらに、コンクリートの量が十分でないとひび割れなどの原因となってしまいます。
また、提示金額は安くても、後から追加工事費用が請求されるケースもありますから、相場に基づいた適正価格の業者を選ぶ方が良いでしょう。コンクリートを使った外構工事でも費用を抑えられる場合があります。その一つが、素材にコンクリート以外のものを加えると言うものです。例えば、駐車場の場合は、車のタイヤが乗る部分だけをコンクリートとし、他の部分を砂利や芝生などで覆うと費用面で抑えられるだけでなく、デザイン性も増しますし、泥はねなどの問題も解決できます。また、生コンクリートを流し込むのではなく、コンクリートの平板を使用すると言う方法でも費用を抑えることができます。
まとめ
コンクリートを使った外構工事は、地盤を掘削して砕石を敷き詰め、強度を保つための網目の鉄筋を固定し、生コンクリートを流し込むなど、様々な工程が必要な工事です。横浜など大都市圏では駐車場として利用することが多く、車や人の重みにも耐えられるよう、強度を計算しながらの工事となるため、極端に安くできるものではありません。価格の安い業者を選んでしまうと、手抜きをされて強度が確保できなかったり、追加工事費用を請求されたりする恐れがあるため、適正価格を提示した業者に依頼する方が安心です。価格を抑えたい人は、生コンクリート以外の材料を使用することもできます。